日野デュトロ Z EVはトミカになる?ならない?2023年1月号
日野自動車が2022年6月に販売を開始した電気トラック「デュトロ Z EV」。超低床でウォークスルーを実現したバンに近い小型トラックです。車両総重量は3.5トン未満で2017年3月以降の新普通自動車免許に対応。
電気自動車のため2022年に発覚した日野自動車のエンジン不正問題の影響も受けず、2022年7月にはヤマト運輸と500台の契約を締結するなど、ディーゼルエンジンはダメでも、新たな稼ぎをこのトラックで手に入れていました。ヤマト運輸にとって国産小型商用BEVトラックの導入はこのデュトロ Z EVがお初になります。
また、ヤマト運輸はトヨタ自動車、いすゞ自動車、スズキ、ダイハツ工業が出資するCJPTとも提携し、カートリッジ式バッテリーの企画化と実用化の検討をしているので、このトラックを長く使おうとしているのは間違いありません。
未来へ繋がる、次世代のトラックですがトミカ化の可能性は少し微妙かなと思います。「最近、日野自動車の車は新車のラインナップに登場していないし可能性は高いでしょ」というのも考えましたが、去年のエンジン問題で日野自動車へのイメージが悪いこと、日野のステークホルダーで好意的な反応を表立って示しているのは前述の件のヤマト運輸で、その他の運送業界からは、「日野の新車が買えないならやってられない」、「いすゞに乗り換える」、「これからはUDトラックスにします」という声、声というよりは悲鳴が上がっていることもあり、確実に「今」ではありませんね。
確かに、トミカ化されればより電気トラックが注目されますし、次世代のトラックをトミカのラインナップに加えることも何ら問題はないでしょう。タイミングと日野自動車のブランドイメージなどにかなり左右されるかと思います。今後のトミカ化の可能性はゼロではないのは確かでしょう。
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