【トミカ徹底分析!】2024年7月の新車がまさかの旧車!? 令和の時代になぜ”平成を代表するスポーツカー”日産スカイラインGT-R(BNR32)はトミカに復活をするのか

No.48 日産スカイラインGT-R (BNR32)

2024年もあっという間に5月となりました。ゴールデンウィークも終わり、次の大型連休は9月のシルバーウィークですか。。と思えば今年は何だか微妙なカレンダーですね。やれやれ。さてと、5月10日土曜日に衝撃なニュースがありましたね。国際情勢ではなく、日本国内でもなく、トミカ情勢です。

2024年7月の新車が発表されました。

以上、、、ではなく、その新車がビックリでしたね。No.48 日産スカイラインGT-R (BNR32) となってます。嘘ではありませんよ?ホームページのスクリーンショットを貼りましょう。

(トミカホームページのスクリーンショット)

間違いなく発売日は2024年7月発売予定となってますし、商品名はNo.48 日産スカイラインGT-R (BNR32) ですね?ノーマルの、パトカーでも消防車でもなく。BNR32の販売期間は1989年から1994年。今年は2024年。1994年の間違いではありませんか?私たちの目に見えている文字が間違いなのかもしれません。

確かにBNR32はスカイラインGT-Rシリーズとしては第2世代の最初のモデルですし、トヨタ2000GTのバリエーションが無限に増えるトミカですから、再登場!となっても「そうですか」という感じですが、今回は再登場の仕方が異例ですよね。逆に言うと、2000GTですらトミカの通常ラインナップに復活をしていないのに、復活を遂げてしまうのです。珍事なのは確かです。

じゃあ一体なぜ??

そもそもこの金型は2014年のトミカ博(トミカイベントモデル)で突如登場した金型で、新金型と言われるBNR32です。

2015年にはドリームトミカシリーズに頭文字D仕様のBNR32が登場し、トミカ博、トミカショップ以外で単品を入手することが可能となったのです。この期間は約1年越しでした。ドリームトミカ版が初バリエーション。そしてそして、、、

3年後の2018年。また別金型のBNR32が登場しました。なんじゃこりゃー? そう、こちらはトミカプレミアムシリーズ用の金型なのだって。

で、おしまい。

だったらこんな騒めきませんよ。トミカプレミアムでの新金型発表のときも一騒ぎだったじゃないですかタカラトミーさん。確かにトミカの通常ラインナップとトミカプレミアムのマーケティングターゲットは違うし、実際の購買層も違うでしょう。だからといってOKでちゃうのが正直すごいな〜と思うところもありますね。そして今回の問題点その②は、、

トミカプレミアムのBNR32もまだ現役!バッティングしました。2つのBNR32を楽しめます。日産ファン、スカイラインファン、GT-Rファン、スポーツカー好きは歓喜に包まれ、、ました?どうです?画面の向こうのあなたはどうですか??

これだけの情報で3件は考察できると思います。

【トミカシリーズとトミカプレミアムシリーズで同じ車を併売したらどちらが売れるのか?という実験説】

エンツォフェラーリはトミカシリーズ、トミカプレミアムシリーズは併売ではなく入れ替わりでしたね。なので併売はできていません。

この説はSNSでも指摘されてる方が何人かいらっしゃいました。マーケティング分析は企業にとって大事なことですから、そもそも金型が存在していたBNR32が選ばれた可能性はあると思います。ですが、それでしたら2018年のトミカプレミアムでの登場のタイミングでもできたでしょうし、同時発売から同時終売のほうが分析するには最適ですね。同じスタート地点からどの時期に売り上げが失速するか、加速するかが大事なことですから、この説はこのサイトではないと判断します。

【ピンチヒッター(代役)説】

本来計画していた新車がメーカーからのライセンスがとれなかったり、金型の製造が間に合わなかったり、何らかの理由で間に合わなかった場合に代役が登場します。2006年9月の「キャタピラーブルドーザー」から「ミニクーパー」に急遽変更となったのがトミカ史上最も有名な代役です。このミニクーパーの金型はトミカリミテッドシリーズで先に登場していて、通常ラインナップのトミカでは登場していなかったことから「新車」が成立したということになります。今回のBNR32もまだ通常ラインナップには登場していないので「新車」が成立したという可能性は十分にあり得ますね。この説からいくと、トヨタ70スープラや三菱ランサーエボリューションIV、ホンダNSX-Rなどなど、他に候補になり得る車はあります。トミカプレミアムにはなったけど、ドリームトミカにはなってないものもありますし、BNR32よりも単品入手難易度が高い車がありますよね。だからこの説もなんだか腑に落ちないですねぇ。

ここでプラスアルファの要素。No.48にラインナップされているのは、2024年5月現在はいすゞエルフ <ミッキー&フレンズ>トラック です。まぁ版権などなど大人の事情に溢れそうな1台。こちらは大人の事情による契約で2024年7月までが販売期間だった説はありますね。

No.48 いすゞエルフ <ミッキー&フレンズ>トラック

このトラックの発売が2022年6月なので、2年契約だったのでしょうかね。そうであれば、7月には通常ラインナップからどんな手段を使ってでも姿を消さないとならないので、代役を立てることにはなると思います。

でも、なんでBNR32なんですか!って話。全然日産嫌いでも、スカイライン嫌いでもなんでもないということは今更ながらに申し上げときます。

【通常ラインナップの新車=今を走る車、新しい車 というのが限界説】

最近の車はモデルサイクルが長くなったので、毎月毎月に新しい車、今を走る車を登場させるのが難しくなってしまったのはあると思います。スカイラインの日産だって、現行型スカイラインもプレミアムミニバンのエルグランドだってもう10年プレイヤー。それにトヨタ自動車は販売店再編で車種を整理していたりと、車種も減ってきていますね。これは結構トミカとしては辛いでしょう。そもそも、2016年には三菱ふそうエアロキング、2019年にエンツォフェラーリ、2021年には日産スカイライン(BNR34)パトロールカーなど、実車はもう終売している車たちがちょこちょこ登場してきているのが現状です。「エアロキングははとバスとしてだし、そもそもそのとき走っているバスだったから!」「R34のパトカーの実車はまだ埼玉県で活躍しているから!」という意見もSNSや他のサイトで見てきましたが、ちょっとそれは本件とは筋が違うような気もします。

なぜならこの車は過去にラインナップされていたことがあるから。BNR34のパトカーは製品化実績はありますけど、通常ラインナップではないのです。

【結論】

結論としてはっきり出すのは難しいですが、代役説をベースに、そこにBNR32選択理由を考察します。新金型を製作した費用の回収はこの金型で登場してきたバリエーションを考える限り、できているような気はするのでこの説は微妙な感じです。でも100%ないとは言えませんが、NSX-Rなどに比べてしまうと、どうもしっくりはきませんね。

今回はこの車の存在が大きいのかなと思います。流れとしては、No.48は本来別の新車であった→何らかの理由で発売延期or不可能になる→No.48の既存車が契約の問題で終売にしなくてはらない→代役の必要→イベントモデルで新金型を製作したモデルが候補に上がる→BNR34パトロールカーの実績からBNR32なら受け入れやすいだろうとの判断が下る という感じかなと。。昔No.20にラインナップされていたと言われれば新金型なので!と遮断できるだろうし、BNR34はOKでBNR32はダメと市場が完全なる拒絶はしないだろうし、70スープラやNSX-Rだと唐突感がありますからね。BNR34パトロールカーの存在はやはり大きいのかなと。少し曖昧さのある結論かと思いますが、こんなところだと思います。

※あくまでも1コレクターの分析であり、正しい情報ではありませんのでご注意ください。こういう意見もあるんだな、なるほどねぇという目でよろしくお願いします。






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