ホンダCI-MEVはトミカになる?ならない?2023年12月号

ホンダが10月に開催されたジャパンモビリティショー2023(日本・東京)で世界初公開をした四輪電動マイクロモビリティ「CI-MEV」。

人口減少、高齢化による移動課題を解決するために考えられたモビリティで、地方の不採算路線バスの廃止、タクシードライバーの高齢化によりタクシーが不足することなどが近い将来予想されている中、ホンダが独自に開発したAIを活用し、CI-MEVがユーザーの意図や周囲の交通状況を把握し、安全にユーザーを移動させることのできる移動手段です。

また電気自動車の面でも画期的な方法を採用しており、バッテリーは取り外しや持ち運びが可能なモバイルパワーパックとなっています。簡単に言えばカートリッジタイプで、充電がなくなれば別のモバイルパワーパックをセットすることにより、充電待ちのロス時間を短くできるようになっています。

トミカでは似たような小型モビリティとして、トヨタ車体の「コムス」などが製品化済みです。トミカ化の可能性のポテンシャルは十分に秘めているでしょう。CI-MEVが市販されれば、可能性はもっと高くなると思います。今後に期待ですね。