ヒョンデネッソはトミカになる?ならない?2023年2月号

韓国の自動車メーカー、現代(ヒョンデ)自動車が販売するSUVタイプの燃料電池自動車「ネッソ」。燃料には水素を使う環境に優しい車で、2018年にアメリカで開催されたコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)で発表、同年から韓国国内で販売開始、日本での展開は2022年から。CESは名前からわかるように自動車の発表会で使われることを主としたショーではなく、過去には任天堂ファミリーコンピュータ(1985年)、DVD(1996年)などが発表されており、ヒョンデは自動車ではなく次世代のモビリティであることを市場に伝えたいのでしょう。

日本国内ではかなり珍しい存在で、まだ電気自動車のアイオニック5のほうが見ることはあるでしょう。また、トミカのラインナップで水素を燃料として使う燃料電池車はまだトヨタSORAしかなく、また日本の車もまだガソリン車が主流なので、ここに割って入るのは中々難しいところはあると思います。これほどのレア車をトミカ化しても、「なんだこれ?」で終わってしまうのはタカラトミーもヒョンデも悲しいでしょうから、この車のトミカ化はヒョンデ側のゴリ押しがない限り、難しいでしょうね。