UDトラックス ガゼットはトミカになる?ならない?2023年2月号

いすゞ自動車グループの商用車メーカー、UDトラックスが販売する小型トラック「カゼット」。カゼットは2014年に発表され、最新モデルは2021年頃にマイナーチェンジされました。このマイナーチェンジは、UDトラックス公式による発表はなく、ホームページもしれっと更新されていたり、またホームページも部分的な更新のために旧型の紹介も残っていたりと、ここまで販売する気のないことを感じさせるのは、なんなのでしょう。。。

UDの小型トラックは中型トラックのコンドルシリーズに組み込まれていて、初めてカゼットはコンドルから独立を果たしました。コンドル時代は現在の親会社であるいすゞ自動車からエルフのOEM供給でしたが、カゼットは三菱ふそうからキャンターのOEMとなっています。発売当時のUDトラックスはボルボグループで、いすゞとの関係をこれで解消する形でしたが、今ではいすゞの傘下に。いすゞグループで唯一、正規の三菱ふそうが製造した小型トラックを販売しているという謎の存在になってしまいました。

そんなカゼットですが、テーマは「街に元気を届ける、爽やかな風のように働く小型トラック」で風からの造語となっています。現実は風のように現れ、しれっとマイナーチェンジをし、親会社の変更という台風の影響でこの先が不透明という感じですね。

そんなカゼットがトミカになるわけがないと私は思ってしまいますが、きっとそうでしょう。UDカゼットがトミカになる可能性は限りなくゼロです。タカラトミーのトミカ開発チームにマニアがいるか、UDトラックスがゴリ押ししない限り厳しいでしょう。トミカになれば、注目を浴びそうですが今後は親会社の小型トラックがフルモデルチェンジを控えています。いすゞはUDとのシナジー、シナジー、言っていますから、そのときにカゼットもしれっとフルモデルチェンジでしょうね。