相模鉄道12000系電車はトミカになる?ならない?2023年9月号

神奈川県横浜市に本社を置く鉄道事業者、相模鉄道がJR東日本との相互直通運転に向けて開発した鉄道車両「12000系」電車。

神奈川東部方面線事業の1つである相模鉄道と東日本旅客鉄道(JR東日本)の相互乗り入れに向けて、相模鉄道の新たなイメージカラー「YOKOHAMA NAVYBLUE」を採用し、乗り入れ先の新宿や渋谷、JR埼京線・JR川越線方面で相鉄を意識してもらえるような車両となっています。JR埼京線から相鉄線まで電車を乗らなくても、例えば新宿駅から逆方向の武蔵浦和駅まで埼京線に乗って、たまたまこの電車に乗った利用客が「いつもの電車とは違う!」となれば相鉄のブランディングは大成功なのです。新宿から海老名に遊びに来てよ〜が一番の本音なのは確かでしょうけど。

そんな12000系電車ですが、直通先のJR埼京線で使用されているJR東日本E233系電車に準じた作りとなっています。車体にはJR山手線などで活躍しているE235系電車の技術も使われていて、製造はJR東日本グループの総合車両製作所で行われています。

フロントの特徴的なデザインは能面の獅子口をイメージしたものです。

特徴的なデザイン、また綺麗なボディーカラーのため人気の電車の1つで、ロングトミカにはマッチしそうな鉄道車両です。近年のトミカは鉄道車両が少ないので、トミカ化の可能性は低いと思われますが、トミカ化されればインパクトは間違いないでしょう。