【徹底解説】「トミカプレゼンツ」「ブラーゴ」とは？気になる7月展開トミカ新シリーズ

2020年7月4日

7月1日、トミカプレゼンツ・ブラーゴの展開が発表されました。それも今月からの展開と、唐突に出費を告げられてしまいました。(笑) それも、700円のリーズナブルなシリーズから1万円以上する高価格シリーズまであるという、コレクター泣かせ。。。ラインナップは全てフェラーリなのも不思議ですよね？

①ブラーゴとは…

最初に。「トミカプレゼンツ」と「ブラーゴ」で区切ってください。ブラーゴは、イタリア発祥の老舗ミニカーブランドで、1/18スケールミニカーの先駆け的存在。今回は、トミカシリーズでの展開ですが、日本国内ではミニカーメーカー「京商」からも展開されています。京商もフェラーリのミニカーを取り扱っているのはご存知の方も多いでしょう。トミカも同じくフェラーリを取り扱うようになりました。でも、ミニカーにおいて、世界で独占契約をしているのがブラーゴ。フェラーリのミニカーは契約上、ブラーゴが独占しなくてはならないのです。

なぜ、トミカ(タカラトミー)や京商がフェラーリを展開できているのかというと、ブラーゴのブランドを保有する香港の会社、メイ・チョングループからセカンドライセンス(許可)*1を頂いて展開しているということになります。

その交換条件、もしくはお礼としてブラーゴを取り扱うことになったのと思われます。
(*1)

トミカ公式サイトや、パッケージに、MCG(メイ・チョングループ)の記載があります。

シグネチャーシリーズ 1/18

1万円以上の高価格シリーズですが、ブラーゴの本気のシリーズと思われるので、そう考えると、安いかもしれませんね。

レース&プレイシリーズ 3インチ

700円＋税のリーズナブルなシリーズ。トミカプレミアムとバッティングしそうですが、見るからにプレミアムではない普通のトミカのフェラーリのほうがクオリティーが高そうな、なんとも言えないシリーズです。トミカシリーズなのにドアミラーがあるのは、珍しいのでそういう面では1台は入手しておきたいシリーズかもしれません。

(トミカ No.62 ラフェラーリ)

②トミカプレゼンツとは…

トミカ公式サイトには「tomica PRESENTSとは、トミカが自信をもってお薦めする世界の優良なミニカーブランドです。」さらに「今回お薦めするブラーゴとは"高品質"かつ"お手頃な価格"のミニカーを製造しているイタリアの老舗ブランドです。」とのこと。版権元のメイ・チョングループは、「マイスト」というミニカーブランドも保有しているので、他のブランドも将来的に展開するような書き方なのが気になりますよね。10年後くらいには、トミカの一部は輸入ブランドになっているかもしれません。

○京商のブラーゴ紹介文「イタリアの老舗ダイキャスト・トイブランド。1/18の先駆けとして知られ、リーズナブルでクオリティの高いアイテムを幅広く展開している。2015年にはFerrariとの独占契約を結び、人気車種を中心にバラエティ豊かなラインナップを揃え、大きな話題となっているブランドである。」と記載。(ちなみに京商展開のブラーゴは、フェラーリの他に日産GT-R、ランボルギーニも展開)