三菱ディグニティ(初代・S43A型)はトミカ・トミカプレミアムになる?ならない?2024年1月号
三菱自動車工業がかつて販売をしていた最高級リムジン車。販売期間は2000年から2001年のわずか15ヶ月。発表は1999年に行われています。
三菱グループの重役専用車とのイメージが強かったことから、三菱系ではない企業から敬遠されてしまったこと、発売半年後に三菱自動車のリコール隠しが発覚したこと、前輪駆動であったことが販売低迷の要因だそうで。。生産台数はわすが59台でした。ライバルのトヨタセンチュリーや日産プレジデントには完全敗北だったというわけです。この車は秋篠宮家の公用車に採用されたのにも関わらず。。です。
また、この車は韓国の現代自動車(ヒョンデ、当時はヒュンダイ)との共同開発で、韓国仕様はヒョンデのエクウスとして1999年から2009年まで販売されていました。韓国には2002年の日韓ワールドカップまでに自国製のリムジン、高級車を用意したいという思惑もあったようです。販売期間はコチラのほうが長いのも、韓国市場における自国メーカー製の最高級車が少なかったことも要因とされています。この現代自動車との関係も、当初は三菱から現代に対しての支援関係だったのが、ダイムラークライスラー(DaimlerChrysler AG)が入ってきたり、対等な関係となったりと、紆余曲折ありながら今では提携解消。三菱自動車と現代自動車の歴史の中では大事な車です。
そんなディグニティがトミカプレミアムになる可能性は、タカラトミー社に相当な三菱自動車ファンがいない限り、厳しそうですよね。リムジンのトミカプレミアム、ラインナップにはないので推していきたいところです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません