マツダ ユーノスコスモ(4代目)はトミカ・トミカプレミアムになる?ならない?2023年12月号

マツダがかつて販売していた高級クーペ「ユーノス コスモ」。ユーノスとはかつてマツダが展開していたブランドで、高級志向のブランドでした。この頃は販売5チャンネル化を進めており、ユーノスとマツダブランドの他に、アンフィニ、オートザム、オートラマのブランドを展開していました。

そのユーノスのフラグシップとして登場したのが「ユーノス コスモ」。ユーノスブランドで成功したのは「ロードスター」のみと言われていることから、売れ行きはよくなかったものと思われます。販売期間は1990年から1996年の約6年間。モデルサイクルとしては妥当な期間ですね。コスモはこの代で終わってしまい、29年の歴史に幕を閉じました。

抜群の加速性能を誇ったことによって、燃費はリッター1キロとなってしまうこともあったとか。マツダのエンジニアのこだわりでV12気筒エンジン並みの滑らかを目指したようで、国内でV12を搭載していた乗用車はトヨタセンチュリーのみ。海外で見ても、メルセデスベンツやフェラーリといった高級車が搭載しています。もちろん、大きなエンジンなので大型車向きなところもあり、ディーゼルを含めるとかつてはいすゞのトラックやバスにもV12エンジンは採用されていました。

そんな技術的にも、コスモの歴史、マツダの歴史的にも名を残した「ユーノス コスモ」。トミカプレミアムに登場してほしい1台です。