日産グロリア(Y34型)はトミカ・トミカプレミアムになる?ならない?2023年12月号

日産自動車がかつて販売をしていた高級セダン「グロリア」。今回は最終型で1999年から2004年まで販売されていた11代目Y34型について取り上げていきます。

2004年にフーガにバトンタッチするまで、日産の高級車として君臨してきたグロリアの最終型で、姉妹車にはセドリックがあります。トミカのレギュラーラインナップシリーズには既に製品化済みなので、次にトミカシリーズに登場する可能性があるのは、トミカプレミアムシリーズでしょう。

テールランプにLEDを使用したのはこのグロリアが初。姉妹車のセドリックでは未採用でした。なのでテールレンズは形こそは一緒ですが、見た目は違く、グロリアは白系でセドリックは赤でした。ここはクリアーパーツで再現されることに期待。

ちょうど日産が経営再建のタイミングで、そのゴタゴタに巻き込まれながらグロリアの45年の歴史は終わることとなってしまいました。これは日産の責任で、庇うわけではありませんが、カルロス・ゴーン氏のせいではないでしょう。車種統合という合理的な判断をされないくらい、セドリック、グロリアにもっと個性を出していれば未来は違ったはず。この血を受け継いだフーガも生産終了となり、この車の販売終了の約20年後には電気自動車のSUVが日産のフラグシップとして君臨することとなります。当時の人々は「ありぁー」と思うかもしれませんが、これが現実。日産リバイバルプラン、もっと歴史と伝統を大事に効率化、合理化をしてほしかったなと思います。

日産の歴史に残る大事な名車の1台なことなのは確かです。トミカプレミアムでの製品化の可能性はゼロではないでしょう。今後に期待。