【トミカ解説】いすゞサインカーに溢れる大人の事情
今年4月発売の新製品であるNo.28 いすゞサインカー。このトミカ、大人の事情がたくさん隠れています。
①商品名
商品名になぜ、ベース車である「エルフ」の名前が含まれていないのかという点です。
それは、そもそもの実車のベース車がいすゞの中型トラック「フォワード」がベースだからと思われます。
これがいすゞフォワード。小型トラックであるエルフより大きい、中型トラックに分類されます。
トミカのベース車であるいすゞエルフ。確かにお顔はそっくりです。でも、いすゞとしても違う商品で、自動車メーカーとしてのプライドがあって当たり前。似ているからって代用してほしくないというのが本音だと思います。なので、商品名に「エルフ」と入れることを認めなかったのでしょう。
トラックではなく乗用車で簡単に例えると、
マツダアテンザ と、
マツダアクセラ(セダン)を同じ車!と言ってるようなものです。当然、これをトミカでやろうとしたらマツダは認めないでしょう。
②エンブレムはシール?
残念なことにエンブレムはシールでの再現になります。
他のトミカのエルフは、印刷で再現されていて、シールでの再現はこのサインカーが初。
理由はもしかすると、キャブ後ろの箱部分は新規作成部品です。なので、印刷にすると、1台にかけるお金の上限額を超えてしまうのではないかと思います。
さらにもしかすると、ここもシール説があります。
③安全窓は…
左側のドアについているこの安全窓。実車に基づくものです。
安全窓付きのエルフは2013年12月のいすゞエルフ 佐川急便から。これから、安全窓付きエルフのバリエーションが広がっていきます。なので、このサインカーも安全窓エルフのバリエーションの1台ということになります。
④なぜ、フォワードを作らない?
トミカには、同じ手のひらサイズという企画の中で、軽自動車から大型トラックまであります。
大型トラック
小型トラック
この2台でこのスケール感。小型トラックだと、キャブも箱もちょうどいい大きさを保てます。大型トラックは少しギュウギュウさがありますが、「大型トラックだな」という印象を持てるうまくデフォルメされています。
となると、中型トラックはこれらの企画の間でうまくやらなければなりません。
そのうまくやった例がUDコンドルです。大型トラックと小型トラックの間をうまくいったスケールですが、大型トラックより1回り小さい、小型トラックより顔が小さく、細長い。トミカシリーズのスケール感がさらにごちゃごちゃしてしまうという結果を生んでしまいました。
その為、そのあとにトミカ化された日野レンジャーは
レンジャープロと言われる、ほぼほぼ大型トラックと言えるサイズの仕様がベースになっています。
④まとめ
なんちゃって「フォワード」はいすゞが許さないよ!だったらうまくやって名前を「いすゞ サインカー」にすれば大丈夫じゃん! ってことかと。
エルフとは表記されていなく、いすゞ車には違いないので、誰からもなにも言われない、うまいところをついてきたなという印象です。
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